雨水ネットワーク会議

 

    全国大会2012 in東京

 

 「第5回雨水ネットワーク会議全国大会2012in東京」が、昨年の「in大阪」に引き続き開催されました。参加したので、その概要を報告します。

 開催日は8月4日(土)・5日(日)の2日で、1日目の会場は東京大学生産技術研究所のコンベンションホールというという部屋で、朝の10時から夕方6時まで1室で行われました。2日目は、3つのエクスカーションで現地集合の現地解散でした。1日目の参加者は約150名とスタッフ50名程の規模でした。

 基調講演で、高橋先生は古来からの日本人と雨のつきあい方を「水循環」を通じて行ってきたが、明治以降、都市化や産業の構造により「水循環」を崩してきた。そのことを1980年代に気づいた。今後は「水循環」のある意味でスタートである雨を通じて、自然との共存をはかるべきだとスピーチされた。

 リレーセッションでは4つのテーマで行われた。中でも興味深かったのはライオン(株)の「雨活アイデアコンテスト」の報告でした。全国の小中学校を対象にコンテストを行い、6099点もの応募があったとのことです。この数をさばくにはかなりの人、物、金が必要とされると思います。企業がそれに力を入れていることです。また、「雨活」(あめかつ)という言葉が社会的に広がり、雨の活用や教育効果が上がる兆しを感じました。

 積水ハウス(株)もCSRがベースですが力が入っています。分譲地開発での雨水浸透による洪水対策など、従来にない生活者に対する啓発があります。滋賀県にも「レインガーデン」なる展示住宅もあるとかで、「雨の日は雨を楽しむ」提案もなされているようです。

 その他、行政がそれぞれの立場で話されましたが、市民、企業、行政が一つの目的に向かっていることを感じました。全体として、私たちが京都で会を立ち上げた時とは違う、「時代の流れ」を感じました。

 なお、来年は仙台市で開催とのことでした。

 2日目の5日(日)は、次の3コースに分かれての見学会でした。 (1) 世田谷コース「湧水保全と流域貯留の世田谷ダム」 (2) 小金井コース「雨水浸透と雨水活用」  (3) 墨田コース「墨田区内の雨水利用施設とすみだ環境ふれあい館」

 私は新宿から中央線で30分程の小金井コースに参加しました。小金井市は降った雨を下水道に捨てるのではなく、地下に浸透させることでは、世界でトップクラスです。湧き水も復活。私も見て感動でした。                                上田正幸 記


NPO法人 京都・雨水の会
京都市山科区御陵封ジ山町3の52
E-mail mail@amamizu.org

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