嵐電沿線 恊働緑化プロジェクト

 嵐電の「ブラシュ・アップ・プロジェクト」の沿線緑化に賛同して「嵐電沿線 恊働緑化プロジェクト」を立ち上げました。「駅を地域の皆様のもの」として、地域の住民、学校、NPO、企業などが恊働して駅や沿線で花・木・野菜などで地域・環境配慮型緑化を行います。
 かかわる学校などは「地域」や「環境」を学びます。また、商店街や企業はCSR(企業の社会的責任)の一環として地域にかかわり,地域価値の向上に寄与します。NPOは,それぞれのミッションを達成のために参加します。当会は、雨水タンクなどを通じて,雨水活用の情報発信と普及啓発を行い、社会に対して環境教育を行いたいと考えています。
 それぞれの主体は自立し、その持てる資源やノウハウを提供して、相乗(シナジー)効果をあげる。これらにより、地域の価値の向上を目指し、地域乗客、観光客に対して満足感を向上させます。ひいては、観光客の増大と、地域のにぎわいやふれあいなどで活性化が期待されます。一方では、地球温暖化の主因の二酸化炭素を植物に吸収させることにより、その防止を図ります。総じて、豊かで持続可能な地域社会の実現を目的としています。
 これらの達成のために、京都府の「地域力再生プロジェクト支援事業交付金」に応募し、採用されました。総額165.6万円の事業となり、京都府から1/3の55.2万円交付金の支給があります。本年度はまず、緑化のための水源を確保するために、二酸化炭素の発生しない雨水を活用します。また、北山産の桧材のプランターを造り、植物を育てます。
 具体的には、10月中頃以降に8駅を中心に雨水タンク設置、プランター設置、生ゴミ堆肥利用で花木の植え付けなどを行います。植物の水やりなどは地域の商店街やPTAなどの住民の参加をしていただく予定です。また、近隣の小・中学校と環境教育などのイベントや「地域力」についての学習会・講演会等を行う予定です。
 次年度以降は緑化のための土造りや、モデル駅や沿線での緑化を進めます。さらに、近隣の農家とも連携して農産物の販売や、駅や電車内、沿線で各種パフォーマンスを行うことを考えています。

(上田正幸 記)

嵐電の緑化事業について

 嵐電は平成22年3月に開業100周年を迎えるにあたり、昨年8月に「嵐山線ブラッシュ・アップ・プロジェクトチーム」を立ち上げ、嵐電の魅力向上に取り組んでおります。
 その取り組みの事業の1つとして、「お客様との信頼関係を深め、社会に貢献する嵐電」のコンセプトに基づき、公共機関の社会的責任事業として、沿線地域との恊働・共生、及び環境問題への責任ある事業として、緑化事業に取りくんでいます。
 具体的には平成18年度については、「花とみどりの北野線」事業として、御室仁和寺駅の駅前及び北野白梅町行きホーム東側を整備し、御室さくら・ヤマブキ・ツツジ等を植栽した。龍安寺駅は帷子ノ辻行きホームに花壇を整備し、また雨水タンクを設置しました。花壇の水やり・植栽・草刈り等の維持管理については、地元の龍安寺商店街のみなさまはじめ、町内・近隣のボランティのみなさんとの恊働で行っています。
 その北野線の各駅には沿線の寺社にちなんだシンボルツリーの植栽、沿線空地への植栽を行いましたが、残念ながら現状は花と緑がいっぱいの北野線とはほど遠い情況であり、早急に推進していかねばなりません。
 今後の計画は、NPO法人 京都・雨水の会様にもご協力いただいて、雨水タンクを北野線・嵐山本線の設置可能な駅のすべてに設置して、全駅にプランターを敷き詰めて行きたいと思います。また、沿線空地への苗・種まきを繰り返し実施し、花と緑がいっぱいの嵐電沿線を目指します。
 しかし、弊社単独では困難な事業でありますので、龍安寺駅のように嵐電沿線の自治会・町内会・学校・商店街のみなさんと関係形成を図り、緑化事業の植栽・水やり等を恊働維持管理していきたいと思います。更に、緑化事業の拡大ならびに嵐電沿線と地域ネットワークを形成し、嵐電の緑化事業を大成したいと考えています。それにはみなさまのご理解.ご協力が必要ですので、よろしくお願いします。

(寄稿 京福電気鉄道株式会社 事業本部  鉄道部 
沿線活性化担当部長 鈴木理夫 様)

NPO法人 京都・雨水の会
京都市山科区御陵封ジ山町3の52
E-mail mail@amamizu.org

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